「意志力」

 植物に「意識」は、ありませんが確固たる「意志」があります。

「意志」があるところには、限定的な記憶と感情も生まれます。

人間の心臓の動きも指先の爪や髪の毛、皮膚も「意志」を持って生きています。

「意志」とは選択肢のない不変の生命活動です。

人間の「意識」もいくつもの選択肢の中で、一つを選び、行動することで「意志」の力を行使できます。

「意志」を行使できない人間はただ「在るだけ」の存在となってしまいます。

選択肢が正しいか、間違いかは、時間と因果律によって答が出ます。

今,正解だった事が、後に失敗だった事に気づき、逆に失敗に思えたことが、正解に繋がることもあります。

これが人間の自由意志であり、必要な経験となります。

人間にとって「意志」をもって行動を繰り返す事が、最も重要な使命です。

ただ「在るだけ」の存在となってはいけません。

正解が遠ざかっていきます。

蒔いた種は必ず自らが刈り取らねばなりません。

良い結果であれ、悪い結果であれ。

何の種も蒔かない人間は、すべての時間を無駄にしてしまいます。

何の収穫のないまま、ただ「在るだけ」の存在となってしまい、使命を理解できないままで、終わりを迎えてしまいます。

始まりの全てが「自分自身」です。

気付けた時から全てが新しく始まります。

無理に自分を変える必要はなく、気付けば、考え方も物事の見方も

変わり、新しい自分が始まります。

過去の因果律は変えられなくとも未来は劇的に変わっていきます。

可能な限り、寛容で、強い「意志」の力を行使して生きてください。

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